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ディスティラリーウォータードラゴン 蒸留所見学

Distillery Water Dragon
FACTORY TOUR

Whiskey&Co. 三嶋大社のすぐ目の前、市街地の
真ん中に誕生したウイスキー蒸留所

Whiskey&Co.は、三嶋大社の目の前にある旧「懐古堂ムラカミ屋」(1926年建造・国の登録有形文化財)をリノベーションして誕生した、
全国でも珍しい「街なかでつくるバーボンスタイルウイスキー」をコンセプトとしたウイスキー蒸留所です。
2023年5月に酒造免許を取得した後、地域に根ざしながらオリジナルのウイスキー原酒やクラフトジンをつくっています。

01

誕生秘話
BIRTH

Whiskey&Co.を立ち上げたきっかけは、「日本でバーボンスタイルウイスキーをつくりたい」というスタッフの想いから。
日本国内にあるクラフトウイスキーはそのほとんどがスコッチウイスキーを生産しています。
そんな中で一からバーボンスタイルウイスキーウイスキーの製造をスタートするのは、なにもかも手探り。この想いを叶えられる地域を探してようやくたどりついたのがここ三島市でした。

三島市を選んだ理由は大きく3つ。
1つは、三島市が「焼酎特区」に指定されていること。一般的にお酒を製造するには最低生産量についての条件が定められていますが、焼酎特区にはこの縛りがなく、ごく小規模からお酒の製造を行うことが可能です。
2つめは「良質な水」。三島は市街地にも美しい富士山の湧水がふんだんにあふれているエリア。酒づくりに必要な大量で良質の水を確保するために、Whiskey&Co.では蒸留所の立ち上げにあたってまずは敷地内に井戸を掘りました。
そして3つめが旧「懐古堂ムラカミ屋」の存在。街なかでバーボンスタイルウイスキーをつくりたいと願っていたWhiskey&Co.にはぴったりの立地条件でした。

02

オリジナル設計の
小さな蒸留所
DISTILLERY

旧「懐古堂ムラカミ屋」は三嶋大社の参詣道にあった老舗の洋品店。
市街地の中心部にあって店舗の敷地もさほど大きくはないため、築90年のこの建物の中にウイスキー蒸留所をつくり上げるには、すべてオリジナル設計で収める必要がありました。
このプラント開発を手掛けたのが、かつて九州で焼酎やシングルモルトウイスキーの製造を手掛けていた蒸留所長の山浦氏。
限られた建物の構造をできるだけ残しつつライン設計を行い、これに必要な蒸留機械の数々もオリジナルで開発しました。
こうした機器の製造を任されたのが三島の機械製造会社。初めて蒸留設備の製造を行うというこのメーカーの全面的な協力を得て、入念な打ち合わせを重ねながら、ハイブリット型蒸留機をはじめとする納得のいく施設を完成させました。
Whiskey&Co.は、いわば「チーム三島」の力を結集してつくり上げた蒸留所だと言えるでしょう。

03

「三島市をバーボンスタイルウイスキーの聖地に」を合言葉に
PASSWORD

本場アメリカで製造されるバーボンスタイルウイスキーには主にカルシウム含有量の多い「硬水」が使われますが、ここ三島の湧水は「軟水」。
この三島の水を使うことで、他のバーボンスタイルウイスキーにはない独特の風味を生み出すのが、Whiskey&Co.のめざす「Japanese “Bourbon Whiskey” Style」です。

またこの蒸留所で製造したウイスキーは、基本的には小売は三島でしか行わないというのがWhiskey&Co.の方針。「ここでしか手に入らないバーボンスタイルウイスキー」としての希少価値を高めることが、三島の交流人口を増大させることに貢献できればという想いを持っています。
三嶋大社のすぐそばにあるのも、観光客の興味を惹くのにぴったり。
いずれは三島市をバーボンスタイルウイスキーの聖地として認知させたいというのが将来的な目標です。

04

三島産バーボンスタイルウイスキーの独自価値を支えるために、『key3』トークンを導入
KEY3

この考えをビジネス的に支えているのが『key3』というトークンの仕組み。
蒸留所で販売するお酒の購入や、蒸留所併設のバー「Water Gate」での飲食はすべてキャッシュレス決済で、現金は使えません。
また一定量トークンを保持していさえすれば、三島産バーボンスタイルウイスキーの価値がどれだけ上がっても、全国どこからでもネットで定価で買うことができます。
トークン購入はこちらから
希少価値のあるお酒をつくり、トークンを持つ人の利便性を確保することを両立しているのです。

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全国でも稀有なウイスキーを、地域ぐるみで育てる
REGION

ワクワクするような遊び心を大切にしながら、三島のウイスキーを育てていく。
アメリカのLAの地ビール「Angelcity Brewery」が、飲食やテイスティング、工場見学など多彩な体験アクティビティを通して、世界から多くの人々が集まるエリアをつくり上げたように、三島でもウイスキーを柱とした地域振興は実現可能です。

そのためには認知度を上げ、口コミや紹介でファンを増やしていくことが必要で、すでに地元三島の人々からの協力の輪も広がり続けています。
幸い三島には古くから外部からの人々を歓迎し、温かく受け入れる風土が根付いていますし、お酒に関しても独特のバー文化が広く浸透しています。

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ウイスキーづくりの「A to Z」を体験できる見学ツアーも
EXPERIENCE

さらにWhiskey&Co.ではこの蒸留所の見学ツアーも行い、三島でのウイスキーづくりにかける想いなど、世界に向けた新たな挑戦のスタートを広く知らしめています。 ツアーの最後には、併設のBar「Water Gate」で、樽に貯蔵する前のウイスキーの原酒やオリジナルのクラフトジンのテイスティングを体験できるなど、魅力的な特典も用意されています。
ツアーの申込みはこちらから

バーボンスタイルウイスキーは蒸留後、樽での熟成を経て独特の味わいが生み出されます。
Whiskey&Co.が今年仕込んだ、三島産の最初のバーボンスタイルウイスキーが完成するのは、2027年となる予定。
数多くのバーボンスタイルウイスキーファンが、今からこの日を心待ちにしています。

スタッフボイス

山浦真稔

三島産の「日本のバーボンスタイルウイスキー」を、
地域と一緒に育てていきたい

「自分の手でジャパニーズバーボンスタイルウイスキーをつくりたい」。その想いからここ三嶋大社の目の前に小さな蒸留所を立ち上げました。富士山の湧水に恵まれた三島ならではの味わいを地域と一緒に育て上げて、全国から世界にまで広めていきたいと願っています。

Whiskey&Co.

山浦真稔やまうらまさとし